全長110kmの国内ロングトレイル発祥ルートを山岳ガイドがご案内

1986年に鍋倉山国有林のブナ伐採計画が飯山営林署から出されました。それに対し、地元住民による鍋倉山のぶな伐採に対する反対運動が起こり、その結果、全国で初めて市民の自然保護運動が勝利するという形になりました。
そのタイミングで、なべくら高原・森の家をロングトレイルハイカーの第一人者である加藤則芳さんが訪れました。これが、信越トレイルの始まりです。

基本理念は、生態系の保全とし「爪でひっかいたような一本のトレイル」の設置が始まりました。
ルート周辺の行政機関や森林管理署の協力を得ながら、官と民が協力して進め、メンテナンスは基本的にボランティアにて行うという、これまで日本には無かった新しいスタイルを取りました。
地元住民への熱心な説明なども重ね、2008年に日本で最初のロングトレイルとして開通（セクション1～7）。2019年に苗場山へ延伸（セクション8～10）され、全長110kmとなりました。

実際にトレイルを歩いてみると、生態系の保全を意識している点を感じます。簡単に跨げたり下を潜れる樹はあえて切らずに残されており、自然へのインパクトが考慮されていることに気がつきます

セクション1～7は関田山脈をめぐる里山エリア、延伸されたセクション8～10は秋山郷経由で苗場山への至るエリアで、変化にとんだ構成になっています。

BUNA Rockでは、1日1セクションを踏破するセクションハイクの形をご提案しています。集合場所からスタート地点まで送迎車で移動、そこからガイドがルートをご案内します。クライアント様の体力やスキルを考慮しながらペースを調整しながらゴールを目指します。ゴール地点からは送迎車により集合場所まで戻ります。送迎に掛かる費用はもちろん無料です。

ツアー会社募集のトレッキングでは、日程の都合上ルートのショートカットをするケースもありますが、BUNA Rockのツアーは100%信越トレイルを踏破します。また、ルート以外に必要になるアプローチトレイルの移動などは極力排除したり、ルートの移動方向を東向き・西向きと適宜変更し、上り基調を下り基調にするなど、きめ細かな独自のルートファインディングをしています。

トレッキングポールに関しては、要不要、1本？2本？など、さまざまな考え方がありますが、BUNA Rockでは、急斜面や滑りやすい個所通過時の安定性向上、足腰への負担軽減などの観点からトレッキングポール2本の積極的な使用を推奨しています。使い方には少しのノウハウがありますが、それは、経験豊富な山岳ガイドがトレッキングの最中にレクチャーさせていただきます。また、レンタルも若干数ご用意しています。

また、ルート上はクマ出没注意報が発令されている長野県の中でも目撃情報の多いエリアになるため、ガイドは常に熊スプレーとベアベルを携帯しています。

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