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千曲川周遊 菜の花公園ルート

気軽なショートトリップで飯山の魅力を堪能

千曲川周遊 菜の花公園ルートは所要約2.5時間、コース全般が平坦で走りやすいうえ、行き先とそこまでの距離を示すロードサインも設置され、道に迷う心配もありません。お子さん連れのご家族やカップルなど、サイクリング初心者にも安心して楽しんでいただけるルートです。
スタートは信越自然郷アクティビティセンターがある飯山駅。駅から飯山市街地を南北に走る通称仏壇通り(雁木通り)を進みます。この通りの周辺には、その名からもわかるように仏壇店のほか、寺社、カフェや食事処、高橋まゆみ人形館など、多彩な立ち寄りスポットが点在しています。ゆっくり気ままにゆくサイクリングの走り出しにはぴったりのエリアです。

走行距離 22.1km
対象 ファミリー、グループ、カップル
所要時間 2.5時間
スタート 飯山駅
ゴール 飯山駅
4月の国道117号線は春の香りを感じながら

街を抜けたら千曲川西岸の国道117号を北上します。春は道沿いに桜並木菜の花畑、残雪を冠した山々などが眺められます。道はカーブもアップダウンもなく見通しも良いので開放的な気分が味わえ、ペダルもグンと軽く感じられます。国道沿いの歩道は「自転車歩行者用道路」ですので、交通量が多い場合も安心してサイクリングを楽しめます。国道沿いの道の駅花の駅千曲川では、ローカルスイーツや地元産食材たっぷりの食事を味わえるほか、お土産品や農産物の直売所も揃っています。心とお腹を満たす出会いにきっと恵まれるはずです。

満開の菜の花(菜の花公園)

道の駅花の駅千曲川からさらに北上、すると左手には、おだやかな山並みの関田山脈の景色と戸狩温泉スキー場が見えてきます。戸狩野沢温泉駅に近づいたところで柏尾橋を渡ります。ちなみに千曲川にかかる橋はどれも色や形が違うので、よく見ると面白いですよ。千曲川の雄大な流れを空から眺めるような気分のまま対岸へ。どこか懐かしい雰囲気の集落を走れば、タイムスリップしたかのように、不思議と時の流れが緩やかに感じられます。雪国ならではの暮らしぶりが垣間みられる発見があるかもしれません。

菜の花と桜が同時に咲き乱れる(菜の花公園)

そんなのどかなエリアを過ぎると、ルート右手の高台に菜の花公園が現れます。ここは、4月下旬から5月上旬にかけて一面を黄色に染める菜の花畑が広がる飯山の名所。雪深い地に春の訪れを告げる、菜の花のじゅうたんは一見の価値あり。また夏は向日葵が一面に咲き誇り、季節を問わず千曲川や周辺の山々を見渡すことができるのです。花や景色を愛でるもよし、公園内でベストな場所を探して写真を撮るもよし、お弁当持参でピクニックを楽しむもよし、そしてお昼寝を楽しむのもよし! と、楽しみ方もさまざまです。

さて、ルートも終盤にさしかかったところで、千曲川東岸の堤防道路を進んでゆくのですが、実はこのあたりこそ本ルート最大の見どころならぬ走りどころ。“コレ”というものがあるわけではなく、むしろ“何もない”からこその穏やかな時間や豊かで美しい自然を目の当たりにする瞬間…そんな贅沢を、気軽に気ままに実感・体感できるルートなのです。

満開の菜の花畑の中をサイクリング

この堤防道路は走りやすく、お子さんやサイクリング初トライという方にも安心して楽しんでもらえます。視界を遮るものがなく、ルート内でも特にのんびりマイペースに、そして爽快に走ることができます。目の前には千曲川と山々が生み出す雄大な景色がどっしりと横たわり、空はどこまでも広く、全身で受ける風も一層やさしく温かく感じられることでしょう。

再び千曲川に架かる綱切橋を渡って真っすぐ進めば、ゴールの飯山駅はすぐそこ。中には「もう1周走ってこようかな」なんて思う方もいるかも知れませんね。

コース上のお店・立ち寄り場所

案内表示(ピクトグラム)

案内表示(ピクトグラム)

自転車用案内表示(ピクトグラム)が整備されています。次のポイントまでの距離・方向を示すタイプ、進行方向を示すタイプなど3種類があり、地図を見なくても安全、快適にサイクリングを楽しむことができます。
道の駅 花の駅千曲川

道の駅 花の駅千曲川

国道117沿いにある道の駅。四季折々の花々に囲まれ、千曲川と雄大な山々を望みながらの休憩は心地よい。飯山名産の「スノーキャロット」を使ったソフトクリームがおすすめ。
電話番号
0269-62-1887
菜の花公園

菜の花公園

唱歌「朧月夜」のモチーフになった公園。千曲川と関田山脈の美しい景観を眺めながらのんびり休憩。夏にはひまわりが咲く。
神戸の大イチョウ

神戸の大イチョウ

樹齢500年超と伝えられる高さ36mの大イチョウ。長野県天然記念物に指定されている。新緑の頃と金色に染まる秋の美しさは格別。
千曲川堤防道路

千曲川堤防道路

千曲川の土手沿いをはしれば、新潟・長野県境の関田(せきだ)山脈のおだやかな山々の風景がひろがり、走るだけで気持ちいい。
阿部製紙

阿部製紙

奥信濃の伝統的工芸品「内山紙」の製作工房。和紙でできた文房具や照明などの商品の購入が可能。また、手すき和紙体験もできるので、自分だけのオリジナルの作品を作ってみては(要事前予約)。
電話番号
0269-65-2594
みずほ食品

みずほ食品

豪雪に埋まる奥信濃・飯山の生み出す自然の地温環境、清冽な水に育まれた本場の野沢菜を使用し、伝統の味を守り続ける野沢菜漬けの工場。できたての野沢菜漬けが購入できる売店が併設されている。
電話番号
0269-65-3854
A・コープ・みゆき

A・コープ・みゆき

JAが運営する地元農畜産物を取り揃えた地元住民御用達のスーパーマーケット。お野菜・きのこの直売コーナーはもちろんのこと、信州が誇る超一級ブランド豚「みゆきポーク」も揃う。
電話番号
0269-81-2222
あじさい寺 高源院

あじさい寺 高源院

戸狩温泉スキー場の麓、「あじさい寺」として親しまれ、開創600年超える曹洞宗三嶋山高源院。6月下旬から7月中旬には約1万本のアジサイがお出迎えしてくれる。寄り道する価値あり。

おすすめレンタルサイクル

GEAR SIZE PRICE SPEC
クロスバイク クロスバイク S、M、L 半日1,500円、1日2,000円 シティーバイクとマウンテンバイクの機能を合わせ、舗装路での街乗りから未舗装路まで軽快に乗ることができるタイプ。変速機も装備して長距離サイクリングもお勧めです。適正身長:Sサイズ(150cm~170cm)、Mサイズ(165cm~175cm)、Lサイズ(175cm~)
シティサイクル シティサイクル One Size 半日1,000円、1日1,500円 街乗り用のタイプで比較的に短距離でのサイクリングに使用できます。適正身長:145cm~

コースマップ

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