現地からお届け!スキー場レポートVol.5 〜関温泉スキー場〜

ウィンタースポーツ
#japow#スキー#スノーボード#パウダースノー

妙高山麓エリア最奥のスキー場より、豪雪レポートをお届けします!!

※21-22シーズンの記事です(取材日:2022/2/7、再訪:2/24)

 

オミクロン株の影響により、新潟県・長野県もまん延防止等重点措置が延長となっております。基本的な感染症対策を今一度ご確認いただき、安全にスキー・スノーボードをお楽しみください。

さて、今回は妙高山麓エリア最奥にして最高にゴキゲンなスキー場を紹介します。

 

<目次>

Vol.5|関温泉スキー場
 > 妙高山への登山口としても有名な、関・燕温泉
 > パウダーへのこだわり
 > いざ、ゲレンデへ
 > スキーのできるレストラン「タウベ」でランチ
 > 一晩100cm、関温泉の本気とは
 > オマケ

 

妙高山への登山口としても有名な、関・燕温泉

グリーンシーズン、笹ヶ峰高原と並んで妙高山への登山口として知られる関・燕温泉エリア。

ここに、わずかリフト2基での営業ながら圧倒的な積雪量と広く開放された非圧雪エリアを売りに、コアなパウダーフリークの心をつかんで離さない、関温泉スキー場があります。

 

どんどん山奥へ、次第に高くなる雪壁

ム、ムム、ムムム、この3枚はスキー場に向かう道中、助手席から撮った写真を時系列に並べたものです。

徐々に高くなっていく雪壁、スキー場手前では、ついに電線にまで到達していました。

この日も雪が舞う天気でしたが除雪は完璧、雪壁が高くなるにつれ、取材班のテンションも高まります。

 

パウダーへのこだわり

信越自然郷エリアのパウダー、いわゆる豪雪パウダー好きのみなさんなら、一度は見たことがあると思います。

関温泉スキー場名物「パウダー予徳太子

こちらは関温泉スキー場スタッフが提供するパウダー予報、今回の取材もしっかり前日にチェックさせていただきました。2月6日の100㎝という数字にはあえて触れないでおきましょう、恐るべし。。。

 

いざ、ゲレンデへ

リフトチケット購入の際、まさかの事態が判明。雪が降りすぎて上部シングルリフトは運休、営業リフトはペアリフト1基のみ、との情報が。なんと、、、

しかしながら、オープンバーンに刻まれたラインを見る限り、これはリフト1基でも楽しめる何かがあるはず。期待を込めてリフトに乗り込みます。

なるほど、こういうことか。搬器と雪面が驚くほど近い(笑

そして、リフトに揺られながら我々は気づいてしまいました。滑るラインが山ほどあることに。

信越エリアは前日まで大雪(予徳太子の数値がそれを示していますね)、この日も雪かきをしてから出発しているためゲレンデに着いた時点で11:30、どのぐらいパウダーが残っているのか、半信半疑なところもありました。

ところがどうして、ツリーランにはパウダーがたっぷり残り、少し荒れたメインバーンは地形で遊べることがリフトの上からでもわかりました。

 

ラインを選んで、ドロップ

自然地形がそのまま生かされ、滑りのスタイルに合わせてラインを選んで楽しむことができます。

vol.3で紹介したロッテアライリゾートスキー場とはまた違った、マニュアル感のある雰囲気。これはこれで最高におもしろい。

どのラインを選んでも、メインバーン、リフト乗り場が見えているので安心して楽しめます。だだし、ゲレンデ内であってもこれだけ雪が積もっていると転んだら埋没してしまったり、コントロール効かなくなってツリーヒットの危険もあるため、自身のレベルに合ったライディングを楽しみましょう。くれぐれも無理は禁物です。

 

スキーのできるレストラン「タウベ」でランチ

パウダーを探しては滑り、探しては滑り、さすがにお腹が空いてきました。

実は、今回の取材、最大のお目当てはこちらだったと言っても過言ではありません。

「レストラン タウベ」

×ゲレンデにあるレストラン

〇スキーのできるレストラン

というコンセプトで営業しているスキー場直営のレストラン、ゲレンデの中腹にあるのに、テイクアウト・デリバリーにも対応しているというから驚きです。

webサイトにもあるように、徹底的に手作りにこだわり、冷凍食品などは一切使っていないそう。それなのにこの良心的な価格帯。パウダーランを楽しみながらまちの食堂でご飯が食べられる、そんな感覚です。

カツ丼と悩んだ結果、選んだのは「豚汁定食」。1合はあろうかという大きなおにぎり(もちろん地元関山で採れたお米を使用)と大盛の豚汁がセットになったこちらのメニュー。関温泉スキー場で最初に食べるなら、コレ。オススメです。

あれ?カツ丼あるじゃん。そうなんです。2/24に再訪した際、食べました。シッカリ手作りのカツ丼(豚汁付!)、少し濃い目の味付けが午後の滑走意欲をかきたてる一品。やはりオススメです。

こちらも2/24再訪時にいただいたメニュー。女性ライダーにオススメ、自家製バジルをたっぷり使ったジェノベーゼ。幅広の生パスタ、モチモチの食感がお腹を満たしてくれます。関温泉スキー場は来場者の板もパスタも太かった。

コチラは2/24のレストランタウベ。前回来訪後に屋根の雪をおろしたそうなのですが、また積もっていました。そして、レストランの前には雪壁ができていました(笑

 

一晩100cm、関温泉の本気とは

充実のランチを楽しんだ取材班、もう少し滑らないと摂取カロリーに見合いません。それでは豪雪調査といきましょう。

はい、こういうことです。リフトが完全に埋没しております。スタッフさんいわく、どこかで営業をお休みして除雪作業をされるとのことでした。機械を運んでいくこともできないので、手作業だそう。

※この後、来る連休に備えて除雪作業が行われたそうです。スタッフの皆様、大変お疲れさまでした。

 

ところが、、、

一旦掘り出して運行していたシングルリフトが、再訪時にはものの見事に埋没しておりました。

リフトが動いていないので、もちろん上部ゲレンデは手つかず。美しいオープンバーン。滑りたかった。。

 

終わらないパウダー、終わらないライン探し

こちら、15時過ぎのツリーランです。スノーボーダーが多いせいか、少しトラバースをしてからドロップするラインはこの時間でもパウダーが残っていました。

16時過ぎ、信越トレイルが延びる関田山脈をいつもと反対側から眺めながら、ラストラン。

最後まで豪雪を感じさせてくれますね。雪をたっぷり乗せた関温泉スキー学校を写真に収め、スキー場を後にします。レッスンのコース名にご注目ください。個人的に初歩競技スキー教室が気になります。

ローカルはギリギリまで滑り倒してしまうので温泉を楽しんでいる時間がない、という傾向にあります。本当なら源泉100%かけ流しの温泉に入ってゆっくりしたいのですが。

雪壁にも別れを告げ、帰路につきました。雪が降ってなくてよかった。。。

 

オマケ

スキー場から道に出たところの雪壁。2/24にはここまで高くなっていました。ちなみにスキー板は185cmです。

営業するためにも相当な除雪量と思われます。スキー場スタッフの皆様、本当にお疲れさまです。

 

まとめ

妙高山麓エリア最奥のスキー場、関温泉。その豪雪ポテンシャルたるや、飯山に住む私でも目を見張るものがありました。

リフト2基、しかもペアリフトとシングルリフト。リフト料金も1日券が3,800円と、まさにローカルスキー場価格ながらその魅力は底付きなしのパウダーとおなじぐらい深いものがあると感じました。

関温泉の豪雪パウダー、そしてそのローカル感はインバウンドにも人気。実際、レッドブルの映像にも関温泉スキー場が登場するものがあります。

 

信越エリアのスキー場、例年2月下旬~3月にかけてもまだまだパウダーが当たる日もあります。天気予報とにらめっこの日々が続きますね。

健康第一、安全第一でシーズン後半も楽しんでいきましょう!

 

 

名称 関温泉スキー場
住所 新潟県妙高市関温泉
電話番号 0255-82-2316
Webサイト http://www.sekionsen.com/

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